広島にある横田印房は創業1896年、実印などの印鑑を累計50万本以上の販売実績

意外と知られていない、簡単な印章メンテナンス方法

印章は私たちの日常生活やビジネスシーンで欠かせないのですが、その手入れ方法について深く考えたことがある方は少ない。のではないでしょうか?
印章は適切にメンテナンスすることで、長く使うことができます。
これを知っておくだけで印章が長持ちするので覚えておいてください。

その方法とは「朱肉を拭く」とことです。

なぜ朱肉を拭く必要があるのか?

印章を使用した後、朱肉を拭きとることなく印ケースに戻していませんか?
付いたままの朱肉は印章に悪影響を及ぼします。
朱肉は油分や顔料を含むため、印章の素材や彫刻部分に長期間付着していると、以下のようなトラブルを引き起こす可能性があります:

  1. 耐久性の低下
    材質(特につげ)朱肉の成分が印面に染み込み、ふちがかけやすくなります。
  2. 彫刻部分の劣化
    印章の彫刻部分に朱肉が詰まると、印影がうまく押せなくなる原因となります。

朱肉を拭く正しい順番

朱肉を拭く行為は簡単なのですが、適切な力加減で行うことが大切です。
以下は、朱肉を拭き取る際の手順です:

  1. 柔らかい布やティッシュを使用する
    印章の彫刻部分を壊さないように、柔らかい布やティッシュを使いましょう。
    荒い紙やゴワゴワした布は避けてください。
  2. 軽く押さえるように拭く
    強くこすると印の彫刻面を傷つける恐れがあります。
    優しく押さえるように、彫刻についている朱肉を丁寧に拭き取ります。
    小さな朱肉のカスなどが詰まっている時でも爪楊枝などでほじくり出そうとするのは彫刻面を傷つける恐れがありますのでおススメしません。

使用後、毎回行うのが理想

朱肉の拭き取りは、印章を使用するたびに行うのが理想です。
手間に感じるかもしれませんが、このひと手間で、印章を長持ちさせることができます。

まとめ

印章のメンテナンスは特別な道具や技術を必要とするものではなく、少しの手間で出来ます。
特に、捺印した後に朱肉を拭き取るのは印章を長持ちさせる最も重要なメンテナンスと言えます。

もしこれまで印章を使った後に朱肉を拭き取る習慣がなかった方は、この記事を読んだ後、早速お手元の印章を確認してみてください。
印章を永く美しい状態で使い続けてほしいという横田印房の願いです。

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