広島にある横田印房は創業1896年、実印などの印鑑を累計50万本以上の販売実績

篆書体のルーツを探る

人生の節目や大切な契約など、様々な場面で必要となる印章。
その印章に彫られている文字、つまり「書体」について意識したことはありますか?

実は、書体によって印章の印象はもちろん、意味合いまで変わってくるのです。

今回は、数ある書体の中でも、特に格式高く、重要な印章に用いられることの多い「篆書体(てんしょたい)」に焦点を当て、その歴史と特徴を紐解いていきたいと思います。

様々な印章の書体

印章には様々な書体が用いられますが、代表的なものとして、篆書体、古印体、隷書体、楷書体などが挙げられます。
これらの書体は、それぞれ異なる歴史や特徴を持ち、印章に与える印象も大きく異なります。
特に実印など、重要な印章を作成する際には、どの書体を選ぶかが非常に重要になってきます。

篆書体とは?そのルーツを探る

「篆書体」と聞いて、ピンとくる方は少ないかもしれません。
しかし、実は私たちは日常的に篆書体に触れているのです。
例えば、日本銀行発行のお札に押されている印影や、パスポートの表紙などに使われている文字も、篆書体です。

篆書体は、中国最古の書体の一つであり、その歴史は紀元前まで遡ります。
紀元前221年、秦の始皇帝が中国を統一した際、文字の統一政策の一環として制定されたのが篆書体です。それまで地域ごとに異なっていた文字を統一することで、政治や文化の円滑な運営を図ったと言われています。

つまり、篆書体は、国家の威信を示す重要な役割を担っていたのです。

篆書体の特徴

篆書体は、直線的な書体が多い中で、篆書体は独特の曲線を持っています。この曲線が、優雅で美しい印象を与えることで、篆書体は他の書体にはない独特の風格と美しさを持ち、また芸術的な書体として重宝されています。

今回のまとめ

今回は、印章の書体の中でも特に格式高い「篆書体」に焦点を当て、その歴史と特徴をご紹介しました。篆書体は、秦の始皇帝の時代に文字統一のために制定された、非常に歴史のある書体であることがお分かりいただけたかと思います。

広島の印章専門店、横田印房では、「文字の文化を創造する」という社是の元、経験豊富な職人がお客様のご要望に合わせて丁寧に篆書体の印章を彫刻いたします。
印章のことでお悩みの際はお気軽にご相談ください。

電話番号:082-221-0320
メールアドレス:info@yokota.co.jp

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