実印を作る時に書体で悩んでいませんか?
実印の書体は、実印を購入しようと思った時にほとんどの方が悩んでいるんです。
まず、印鑑に使う代表的な書体の特徴を説明して、当店のお客様がどの書体を選ぶのかを一覧にしていますので実印の書体選びの参考にしてください。
実印の書体で悩んでどうしていいか分からなくなったら横田印房では「篆書体(てんしょたい)」をおススメします!
書体選びの参考にしてください。
1. 印鑑に使われる6書体の簡単な説明
2. 当店の実印に選ばれる6書体の割合
3. 実印で一番大切なのは文字のデザイン
4. まとめ
1. 印鑑6書体の簡単な説明
印鑑の注文時に選べる書体は6書体が基本です。6書体とは「篆書体(てんしょたい)」「古印体(こいんたい)」「隷書(れいしょ)」「楷書(かいしょ)」「行書(ぎょうしょ)」「草書(そうしょ)」です。
それぞれの書体の特徴を「横田」という名字を使って説明いたします。
「篆書体(てんしょたい)」
秦の始皇帝が制定した約2200年前の文字を基に発達し整理されてきた文字。後に出てくる楷書(かいしょ)・隷書(れいしょ)の基となった形です。当店の実印注文時に一番選ばれる書体で、文字のデザインがしやすいのが選ばれる理由です。
「古印体(こいんたい)」
起源は奈良時代の寺社で使用されていた印を基に作られた書体です。ヘコミや線の欠けがあり、文字に独特の丸みと欠けがあるのが特徴です。当店では篆書体(てんしょたい)よりも読みやすい書体を好むお客様が古印体を選ばれます。
「隷書(れいしょ)」
篆書体(てんしょたい)をより書きやすく簡略化、直線化させた書体。字の形はやや平べったくなります。当店で実印に隷書を選ばれるお客様はほぼおられません。
「楷書(かいしょ)」
隷書(れいしょ)から転じた書体で特徴は文字をくずさない点にあり、認印によく選ばれる書体です。当店で実印に隷書を選ばれるお客様はほとんどおられません。
「行書(ぎょうしょ)」
楷書を少し崩して書く書体。当店で行書体を実印にご注文いただくお客様はおられません。
「草書(そうしょ)」
行書体をさらに簡略化し、書体をくずし早く書けるようにした書体。当店では草書を実印の書体に選ばれるお客様はおられません。
2. 当店の実印に選ばれる6書体の割合
お店でお客様に書体の説明をしていると、「他の皆さんはどの書体を選ばれるのが多いのですか?」とご相談を受けることが多いです。そこで過去、当店で実印を購入いただいた直近の610件の書体の注文件数を表にしました。
実印の書体別注文件数表
篆書体 | 601件 |
古印体 | 6件 |
隷書体 | 0件 |
楷書体 | 3件 |
草書体 | 0件 |
行書体 | 0件 |
合計 | 610件 |
篆書体(てんしょたい)601件、古印体(こいんたい)6件、楷書体(かいしょたい)3件、残りは0件でした。見て頂いた通り、ほとんどの方が篆書を選ばれています。理由は「実印で一番大切なのは文字のデザイン」という事を説明しているからだと思います。
3. 実印で一番大切なのは文字のデザイン
どうして、文字のデザインが大切かというと他の人と異なったデザインにしないといけないからです。
実印の文字のデザインというものは例えるなら「鍵」。
財産を管理する「鍵」が他の人も持っているとしたら恐いですよね?
例えるなら、あなたのお家の鍵があちこちのお店屋さんで販売され、誰でも買う事が出来る。そんな状況でしょうか?
実印というのは、財産を管理する大切なもの。他の人の実印と違うという事を証明するのが文字のデザインです。
4. まとめ
以上、簡単ではありますが実印の書体の選び方を説明してまいりました。
当店では、お客様の実印は財産の「鍵」の役目をするという考えから、デザインがとても大事ですと説明しています。文字に対してどうしてもこれが良いと言う想いがなければ
①篆書体(てんしょたい)
②篆書体(てんしょたい)が嫌な方には古印体(こいんたい)
をおススメします。
お客様の悩み事を聞きながら上記で書いた内容をご説明させて頂き、当店で実印を購入する98%の方が「文字のデザインが大事である」と感じて頂き、篆書体(てんしょたい)を選ばれているのだと考えます。
もし、実印の書体で迷っておられるのなら「篆書体(てんしょたい)」を選んでください。
実印の書体選びの参考にしてくだされば嬉しいです。
追伸:もし、実印の書体に悩んでいるのでしたらお電話ください(^^)
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